指導方針

2 <学ぶことの楽しさ>を知り~学習を<習慣>づけ~<勉強の真の目的>に気づかせる

ここでも一つの例を挙げます。
小学4年生では、初めて「面積」を学びます。「面積」とは、「広さ」のこと。
それですぐわかる子は、そもそも算数を苦にしていません。「広さ」って何?
それをなぜ数字で表すの?・・・・

ここからが、教師と子どもが同じ位置に立つスタート地点です。
言問学舎=小田原漂情の教え方の一つは、子どもに小指を突き出すこと。
そして「先生のこの小指の爪と、○○ちゃんの親指の爪と、どっちが大きい?」 
この質問で、真剣にならない子はいません。みんな一生懸命考えます。

こたえは
先生の小指の爪は    6(mm)×14(mm)=84(平方mm)
○○ちゃんの親指の爪は 8(mm)×11(mm)=88(平方mm)

「ほんのちょっとだけど、○○ちゃんの親指の爪の方が大きいね。」
このひと言で、子どもは抵抗なく「面積の勉強の世界」に入ってくれます。
あくまで一例に過ぎませんが、これが言問学舎の「学ぶことの楽しさ」のモデルです。

そして勉強には、継続=習慣づけが必要です。
無理のない量の宿題をきちんとやらせ、毎月の学力テスト(小5・小6・中3。
小4は年4回、中1は年6回、中2は年8回)とその事前問題集で反復・継続が習慣化。
やがて「壁」を超えた子から、「やる気サイン」を発して行きます。

「勉強」とは、やらされるものでなく、自らすすんでやるもの。
そして勉強すること自体に喜びを見出し、新しい何かを発見し、自分自身が変わって行く。

すなわち自分自身が成長することこそが、「勉強の真の目的」にほかならないのです。
勉強を教えることの究極のねらいは、ここにあります。

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